2009年05月30日

100周年ジロ第19ステージ、ヴェスヴィオ火山の対決は…

ジロ・デ・イタリア公式ページ

ジロ・デ・イタリア第19ステージは、アヴェッリーノからヴェスヴィオまでの164Kmの山岳ステージ。
今年は北から南へ進んで来たジロ、いつもの年なら見られる美しい海岸線がなかなか見られなかったのだけど、今日のステージではテレビ中継が始まってすぐ美しい海岸沿いの景色が広がるコースで、カプリ島とかソレントとかポンペイと言ったイタリア南部の観光地を通り過ぎていき、最後は「フニクリフニクラ」で知られるヴェスヴィオ火山を登ってゴールという、まるでイタリアの観光案内のようなステージ。
しかし、美しい景色とは裏腹に、ヴェスヴィオへの登りは総合争いのかかる非常に厳しいステージにもなったのであった。



今日のステージはやはり最後のヴェスヴィオへの登りが勝負どころとなった。
多くの選手たちがアタックしてはメイン集団に吸収されていく中、残り8km、すばらしいアタックを見せたのが総合5位のサストレ(サーヴェロ)。第16ステージを思い出させるようなすばらしい勢いでメンショフ(ラボバンク)らのいるメイン集団を引き離し、先に逃げていた総合4位のバッソ(リクイガス)に追いつき、ついに引き離す。
思い起こせば2005年にバッソがツール・ド・フランスで総合2位になったときも、2006年にバッソがジロを制した時も、サストレはバッソのアシストとして走っていた。その彼が今日はバッソを置き去りにし、総合順位で前に出る走り。どんな思いで引き離していったのだろう。

メイン集団では登りで総合順位をひっくり返したい総合2位のディルーカ(LPRブレーキズ)が再三厳しいアタックをしかける。しかしそれに対してマリアローザのメンショフ、総合3位のペッリゾッティ(リクイガス)、離れない。激しい総合争いが展開されていた。
残り2km、ディルーカのアタックが落ち着いた隙を狙ってペッリゾッティ、アタック。ディルーカとメンショフ、牽制がはいったか、ペッリゾッティを行かせてしまう。
逃げるペッリゾッティに上から降りてきて合流したのはバッソ。もはやバッソはリクイガスのアシストとしてペッリゾッティを引き、最後は遅れていった。
今回レースに復帰して久々のジロに望んだバッソ、しかし、サストレに続いてチームメイトのペッリゾッティにも置いていかれたバッソは、まだまだ完全復活ではないのか。

一方単独で逃げ続けるサストレのリードは決して大きいとはいえないが、ペースは落ちないままヴェスヴィオの登りもいよいよ残りわずかに。
最後は両手を挙げてゴール。第16ステージに続いて今年のジロ2勝目はローマでの表彰台にわずかに望みを残した勝利でもあった。
続いてペッリゾッティ、サストレから21秒遅れのステージ2位でゴール。サストレとの差は縮まったとは言え、総合3位は守った。
この後、バッソをパスしたディルーカ、必死でメンショフを引き離そうともがきながら登ってくる。しかしメンショフも死力を尽くしてディルーカから離れない。結局サストレから30秒遅れで3位ディルーカ、4位メンショフの順でゴール。

メンショフとディルーカは同タイムのゴールだったが、ディルーカがステージ3位でゴールしたためボーナスタイムが加算され、総合のタイムが縮まった。
総合リーダーのメンショフは変わらないが2位ディルーカとの差はわずか18秒に、そして先にゴールしたペッリゾッティとの差も縮まって1分39秒差になった。
確定となった総合山岳賞のガルゼッリ、ほぼ確定のそうごうすぷりのディルーカはもちろん変わらず、総合新人賞の方は1位シールトラーイェルス(クイックステップ)が2位のF.マシャレッリ(アクア・エ・サポネ)に2秒差を付けてゴール、シールトラーイェルスが総合新人賞を守った。

それにしても最後の山岳ステージ、壮絶な争いでした。
しかも1位メンショフから4位サストレまでの総合タイムの差がこの山岳ステージで開くどころか縮まってしまったし…
しかし、最終の第21ステージが個人タイムトライアルということで、タイムトライアルの得意なメンショフ、その差わずか18秒に詰められたとは言え、順位をひっくりかえされなかったことで総合優勝に王手、なのかもしれません。
ディルーカやペッリゾッティにまだ逆転の可能性はあるのでしょうか。明日の第20ステージも終盤アップダウンがあるので、ひょっとしたら何かあるかもしれません。
あと2日、まだまだ楽しみです♪
posted by ばりさく at 03:06| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車ロードレースなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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