2009年07月20日

ツール・ド・フランス第15ステージ、王者コンタドール、ステージ優勝で総合リーダーに!

ツール・ド・フランス公式ページ

ツール・ド・フランス第15ステージは、ポンタルリエからヴェルビエの207.5km。
アルプス初日となった今日のステージは、ポンタルリエをスタートしてすぐスイス領に入り、チーズで有名なグリュイエールなどを通り、美しい美しいスイスの景色を眺めながら、最後はツール・ド・フランス初登場のヴェルビエの1級山岳への山頂ゴールとなる。
今年のアルプスでの山頂ゴールはこのヴェルビエと、第20ステージのモン・ヴァントゥの2ステージ。総合争いに変化が起きるのは必須のステージである。

今日のステージで強さを見せたのは、やはりコンタドール(アスタナ)だった。
最後のヴェルビエの登りで、徐々に脱落していく選手を置いて行きながら、それまで逃げていた先頭集団の10人を飲み込んで加速し続ける先頭集団。この集団からはマイヨジョーヌのノチェンティーニ(AG2R)をはじめ、昨年優勝のサストレ(チーム・サクソバンク)や2年連続総合2位だったエヴァンス(サイレンス・ロット)らも脱落して、この時点で先頭に残ったのはコンタドール(アスタナ)、アームストロング(アスタナ)、A.シュレック(チーム・サクソバンク)、F.シュレック(チーム・サクソバンク)、ウィギンス(ガーミン)の5人のみ。F.シュレック以外は誰がマイヨジョーヌを着てもおかしくない、まさに優勝争いの集団となってしまった。

この先頭集団から残り5.6km、集団の後方から左を通ってアタックしたのは、やはりコンタドール。高回転の鋭い踏み込みで異次元のアタック、一気にA.シュレックら4人との差を開いていく。後ろからA.シュレックが追走するが、コンタドールのペースが速すぎる。A.シュレック着いて行けない。決してA.シュレックが遅いのではない。この後ろのアームストロング、F.シュレック、そしてウィギンスはA.シュレックからも取り残されたのだから。
なんとかコンタドールに追いつきたいA.シュレックだが、コンタドールがどんどん遠くなっていく。その差は10秒、20秒と離れていった。

残された3人はややスピードが落ちたのだろう、ここにクレーデン(アスタナ)が追いつきアームストロングをアシスト、さらにサストレ、エヴァンス、ニバリ(リクイガス)、クルイジガー(リクイガス)らが追いつくが、この集団からさらにF.シュレックがアタック、これに追いついたのはウィギンス、ニバリ。この3人で第2追走集団を形成し、A.シュレックを追っていく。アームストロング、サストレ、エヴァンスらはこの集団からも置いて行かれてしまった。
一方、コンタドールはダンシングで快調に先頭を走っていく。A.シュレックとの差も残り2kmで37秒差、そして残り1kmでは46秒差まで広がる。もう誰も彼を止められない。

そのまま先頭でゴール前に現れたコンタドール、胸を2度たたいてのお得意の「バキュン」ポーズ、そしてゴールラインを通過。アルプス最初の山頂ゴールを圧勝で制したのはやはりコンタドールだった。昨年の無念の不出場、そして今年のアームストロングとの確執に耐えて、見事に2度目のツールの制覇に向けて確実な一歩を踏み出した。
A.シュレックは結局43秒遅れて2位でゴール。コンタドールに追いつくことは出来なかった。3位は1分3秒差でニバリ。
この後、F.シュレック、ウィギンス、サストレが1分6秒差でゴール。エヴァンスは1分26秒差、アームストロングは1分35秒差、そしてマイヨジョーヌを着ていたノチェンティーニは2分36秒差でのゴールとなった。

ちなみに日本の別府(スキル・シマノ)は5分52秒差の57位でゴール、Route du sudで山岳賞を取った実力がここで発揮された。新城(BBOXブイグテレコム)は18分12秒遅れの147位でグルペットでゴール。彼はスプリンターなので山岳ステージではこの順位は妥当なところ。
ついでに、話題のランタンルージュ、ファンヒュンメル(スキル・シマノ)は45分43秒遅れの162位、最下位でゴール。おそらくこのタイム差だと、なんとかタイムオーバーにはならなかったのではないか?

総合成績は大きく変動した。
マイヨジョーヌはノチェンティーニからついにコンタドールに渡った。一昨年のシャンゼリゼの表彰台以来のマイヨジョーヌである。2位にアームストロングが1分37秒差、3位はウィギンスが1分46秒差。ウィギンスはタイムトライアルのスペシャリストだと思っていたので、ここまで残ってるのは驚きだ。A.シュレックも2分26秒差の総合5位までジャンプアップした。
総合スプリント賞のフースホフト(サーヴェロ)、総合山岳賞のペッリゾッティ(リクイガス)は変わらず。しかし、総合新人賞は今日遅れたマルティン(チーム・コロンビア)に代わり総合5位に入ったA.シュレックがマイヨブランを獲得した。
日本人では今日57位でゴールした別府選手が総合では1時間42分22秒差の129位。新城は1時間53分3秒差の143位となった。

それにしても、やはりコンタドール、でしたか。
どこで動くのかと思ったのだけど、いきなりアルプスの初日でしたねえ。やはり異次元のアタック、まるで他の選手がまるで止まっているような、そんな凄さでした。これで優勝に王手でしょうか。上位はアスタナで占められてるし。
そのアスタナの独占を阻んでいるのは、なんとウィギンス。どうしたのでしょうか。
調べてみたのだけど、彼は今年のジロでは2時間20分9秒遅れの71位。去年はジロが3時間57分52秒遅れの134位。とても今の活躍が信じられないのだけど…。なにか大きな変化があったのでしょうか。
日本人では別府ががんばりましたねえ♪1級山岳の頂上ゴールでこの順位は見事です。新城選手も無難にこなして、日本人初のシャンゼリゼパレードが近づいて来ました。

明日の休養日を挟んで明後日はまたまた山岳コース。ゴール前は下りとはいえ、超級、そして1級を登る厳しいコース。今日遅れた総合狙いの選手たちは、明後日はなにか動いてくるのでしょうか。
楽しみです♪

posted by ばりさく at 02:00| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 自転車ロードレースなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
Posted by 株の入門 at 2014年07月14日 09:49
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