2010年07月25日

ツール・ド・フランス第19ステージ、カンチェラーラTTを制す。コンタドール総合優勝が確定!

ツール・ド・フランス公式ページ

ツール・ド・フランス第19ステージは、ボルドーからポイヤックまでの52kmの個人タイムトライアル。
今年のツールは個人タイムトライアルが例年に比べて1つ少なく、当初はタイムトライアルよりも登りの勝負か?という意見もあったように思うが、そんなツールも結局最後のタイムトライアルが勝負のステージとなってしまった。
このステージの始まる前で、総合1位のコンタドール(アスタナ)と総合2位のアンディ・シュレック(チーム・サクソバンク)の差がわずか8秒。総合3位のサンチェス(エウスカルテル)と総合4位のメンショフの差もわずか21秒。
結局はタイムトライアルの優劣こそが明日のシャンゼリゼの表彰台の順位を決めることになってしまった。

ちなみにステージ優勝争いは、一昨年のTT世界チャンピオンのグラブシュ(HTCコロンビア)が1番スタートで1時間2分44秒の、もちろんトップタイムをたたき出した後、27番目スタートのマルティンがこれを1分48秒上回る1時間1分13秒で暫定1位に。39番スタートのコノヴァロヴァス(サーヴェロ・テストチーム)が1時間3分30秒で暫定3位のタイムにつけるが、その直後40番スタートのカンチェラーラ(チーム・サクソバンク)は、2分前スタートのそのコノヴァロヴァスを追い抜いて1時間0分56秒で暫定1位に。それでもコノヴァロヴァスは暫定4位なのだけど。

この時点で暫定順位は
・1位 カンチェラーラ  1時間0分56秒
・2位 マルティン    +0分 17秒
・3位 グラブシュ    +1分 48秒
・4位 コノヴァロヴァス +2分 34秒
となった。ちなみに最終順位もこの4人がトップ4となったまま。

一方総合争いの方、やはり3位と4位の、そして1位と2位の争いが熾烈だった。
まず先に4位メンショフがスタート、その後3分後にサンチェスがスタートする。
この2人だとメンショフが有利だろうな、とは思っていたのだけど、やはりそうだった。メンショフ、最初の18.2kmのチェックポイントでサンチェスに48秒つけて暫定で総合3位を逆転させる。その後もメンショフは快調に走り続ける。45.4kmの3つめのチェックポイントの手前では、3分前にスタートした総合5位のヴァンデンブロック(オメガファルマ・ロット)さえも抜き去って、カンチェラーラから3分51秒遅れの11位でゴール。ちなみにトップ10の中ではもっとも良いタイムをたたき出して、総合3位をサンチェスから奪ったのだった。

しかし、なにより1位コンタドールと2位シュレックの争いは迫力あるものだった。
先にスタートしたシュレック、そしてそれを追うコンタドール、その差はわずか8秒。
序盤はシュレックががんばる。最初のチェックポイントではシュレックが2秒タイムを上回りこの時点で総合で6秒差、え、これはもしかして、もしかすると、もしかする?と思ってしまうような展開。
しかし、コンタドール、この後立て直して来た。シュレックも若干オーバーペースだったのかもしれない。36.2kmにある第2チェックポイントでコンタドール、逆にシュレックに7秒差をつけた。

それにしても、これまでのコンタドールはタイムトライアルに強いというイメージだったのに、今日はあまり良いように見えなかった。終盤気象条件が変わったと言うこともあるかもしれないが、ほぼ同じ時間に走ったメンショフと比べても、最終的に2分近い差をつけられている。やはり今年のコンタドールはタイムトライアルはあまりよくないようだ。どうしたのだろう。
一方のシュレック、このあたりから徐々にコンタドールにタイム差をつけられていくのだけど、去年までのタイムトライアルの弱い、というイメージからは脱却したように見えた。もっともよく考えれば、シュレック、決して早くなったわけではない。最終的にメンショフからは2分37秒差をつけられている。ツールマレー峠でのアタックがなければ、逆転されている差だ。

結局ゴールはまずシュレックがカンチェラーラから6分14秒差の1時間7分11秒でゴール。続いて最終走者のコンタドールは1時間6分39秒でゴール。コンタドールがこのステージでシュレックを31秒上回り、総合でも39秒リードして3度目の総合優勝に王手をかけた。
ちなみにこのステージ31秒、総合39秒というタイム差、テレビでも言ってたが、第15ステージでシュレックのチェーントラブルで発生したタイム差とちょうど同じタイム差となった。なんと不思議な。
総合3位は2分1秒差でメンショフ。2008年に続いて総合3位を決定した。2008年は表彰台では3位だったコールがその後ドーピングが発覚しての3位だったのだけど、今回はパリの表彰台に立つことになる。

総合ポイント賞のペタッキ(ランプレ)、総合山岳賞のシャルトー(BBOXブイグテレコム)、総合新人賞のシュレックも変わらず。
ただし、総合ポイント賞は2位のフースホフト(サーヴェロ・テストチーム)と10ポイント差、3位のカヴェンディッシュ(HTCコロンビア)と16ポイント差のため、明日のステージでまだ逆転出来る可能性が残されている。
なお、新城(BBOXブイグテレコム)は9分7秒遅れの126位でゴール。まあ、彼の場合はTTは得意ではないし、明日のシャンゼリゼのスプリントでチュルゴーを引くことになるだろうということで、この順位もしかたないだろう。ちなみにチュルゴーは5分2秒遅れの24位と、コンタドールやシュレックより良いタイムでゴールしている。

その他、総合争いで遅れた選手たちの成績も悲しい。
今年最後のツールとなる、そしてかつてのツールのTTではほとんど負けなかったランス・アームストロング(レディオシャック)は7分5秒遅れの67位。ジロを優勝し、パンターニ以来のダブルツールを目指したはずのバッソは9分51秒遅れの145位と、新城よりも遅れてしまった。そして、なんと言っても、TTの強いはずのエヴァンス(BMCレーシング)が骨折の影響もあって10分57秒遅れの166位(170人出走)でゴールしているというのも、とても悲しい結果だ。

しかし、39秒という、ある意味今年のツールを象徴するタイム差でコンタドールが総合優勝、シュレック総合2位、そしてメンショフが総合3位という順位がほぼ決定した感があります。今年もおもしろくて長いツールでした。
そして、いよいよ明日はシャンゼリゼの周回ゴール。毎年見ているのですが、まさにこの日が夏の一段落ですね、私は。
まだ決定してないマイヨベール争い、そして最後のシャンゼリゼゴールで優勝するのは誰なのか、楽しみです♪

posted by ばりさく at 02:22| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車ロードレースなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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