いよいよツール・ド・スイスも第8ステージ。最終ステージは個人タイムトライアルなので、今日のステージが通常のロードレースでは最終ステージ、ということになる。ステージを狙いたい選手に取っては最後のチャンス、かも。ゴール前15kmほどにある4級の山岳、そしてゴール直前にある3級の山岳が勝負のポイントになるのかな?と思ってみていたんだけど。
序盤から逃げが決まって11人の逃げ集団が出来る。そしてゴール前の2つの山岳ポイントを前にしてさらにこの中からサストレ(CSC)とバッラン(ランプレ)がアタック。2人ともなかなか良い選手なんだけど、CSCはカンチェラーラ、シュレックと2人が前半リーダージャージを着ていてシュレックは今も総合3位ということもあってサストレはアシストに徹しているし、バッランも総合6位にいるクネゴのアシストで働いているので、最後、ここでちょっと活躍を見せようか、というところか。
しかし、登りに入ってバッランが脱落。1人になったサストレも4級山岳を越えたあとの残り7kmで集団につかまってしまう。
この後、トンティ(クイックステップ)がアタックするが決まらず。最後の3級山岳では山岳賞を狙うグセフ(ディスカバリーチャンネル)が前に行こうとしてクイックステップの選手に取られてしまいそうになるシーンもあったが、結局集団のままゴールのシュヴァルツゼーに入っていく。
集団にはツァベル(ミルラム)やベンナーティ(ランプレ)あたりも居るのですこしでも平坦になったらゴールスプリント?という雰囲気だったのだけど、道はゴール前までずっと上っている。
ゴール直前ユニベットの選手が集団の左からすばらしい速度でアタック。一気に集団を引き離してしまった。飛び出したのは20歳のウラン(ユニベット)だ。この爆発的なアタックの速度に集団も彼を追うことが出来ない。
そのままウラン、単独でゴールへ。本人もびっくりしたのだろう。「え〜、うそ、信じられへん!」と関西人なら言っていそうな表情。うれしさを身体中一杯に出してまさに喜びを核爆発(笑)そのままゴールラインを通過。ツール・ド・スイス第8ステージの勝者となった。2位にモレーニ(コフィディス)、3位にはクレーデン(アスタナ)。結局スプリンターのステージにはならなかった。
ゴールした後もウラン、チームメイトと抱き合って涙を流しながら喜んでいた。よほど信じられなかったのだろう、しまいに自分の顔を叩いて「夢じゃないよな〜」と(笑)
集団はこのウランから2秒遅れの集団でゴール。総合上位の選手もこの集団でゴールしたためタイム差はまったく変わらず、総合リーダーはエフィムキン(ケースデパーニュ)、24秒遅れの2位でキルシェン(T-モバイル)、そして30秒遅れの3位にカルペッツ(ケースデパーニュ)。
そして、最終ステージはベルンでの個人タイムトライアル。個人の力の差がモロに出るステージなので、総合順位が大きく変わるだろう。
果たして誰が今年のツール・ド・スイスでの総合優勝を飾るのか。楽しみです♪



