2007年07月16日

ツール・ド・フランス 第8ステージ。今年は今日がラスムッセンデー!


ツール・ド・フランス公式ページ

今日の第8ステージは、ルグランボルナン〜ティーニュの165km。序盤から4級、3級、2級と山岳が続き、後半は1級山岳を2つ登り下りした後、最後にティーニュへの1級山岳頂上ゴールというむちゃくちゃに厳しいコース。

ここ2年、ツールで山岳賞といえば、ラスムッセン(ラボバンク)、毎年どこかのステージでどーんと逃げて山岳ポイントを取りまくってステージ優勝し、総合山岳賞を確実にするのが最近の傾向で、一昨年は第9ステージでステージ優勝して総合上位にあがり、昨年は第16ステージで全ての山岳ポイントを取ってデラフエンテの山岳賞の夢を打ち砕いたのは記憶に新しいところ…
今年もどこかでど〜んとアタックしてくれるだろうと思っていたのだけど…

今日のラスムッセンはむちゃくちゃ強いラスムッセンでした。
序盤から逃げていた18人が最初の1級山岳へ登りだすところでラスムッセンがアタック。一気に18人からばらけた集団に追いつき、一気に追い抜かす。これについて行けたのはロジャース(T-モバイル)、アローヨ(ケースデパーニュ)、グベール(AG2R)、コロム(アスタナ)のみ。ラスムッセン、そのまま引き続けて山頂へ向かう。さらにアタックして前にいたルメヴェル(クレディアグリコル)、コール(ゲロルシュタイナー)もキャッチ。まずルメヴェルが脱落して最初の1級山岳を通過。
その下りでアローヨとロジャースが落車、ガードレールの向こうに落ちたアローヨはなぜか大丈夫だったが、ガードレールにぶつかったロジャース、ケガがひどかったようで、遅れて行った(最終的にリタイア)。さらにコール、グベールもラスムッセンについて行けず、次の2級の登りで脱落、さらに最後のティーニュへの登りの入り口までついて行ったアローヨとコロムも、最後の登りで引きちぎって、ラスムッセン、今年も単独で山頂に向かっていく…

追走するメイン集団、途中でスプリンターのベンナーティ(ランプレ)が集団を引けるくらいのゆっくりのペースで進むが、最後のティーニュへの登りでサヴォルデッリ(アスタナ)が先頭に立って追走。しかし、なかなか差が詰まらない。
残り16kmあたりで、メイン集団からなんとモロー(AG2R)がアタック。このアタックにマヨ(サウニエルデュバル)、バルベルデ(ケースデパーニュ)、エヴァンス(プレディクトール・ロット)、カシェチキン(アスタナ)、コンタドール(ディスカバリーチャンネル)、ポポヴィッチ(ディスカバリーチャンネル)が追走。7人ほどの集団に。
モロー、バルベルデ、マヨはアタックをかけて他の選手を振り払おうとするが、エースのヴィノクロフ(アスタナ)のいるカシェチキンが逃がさない。このためアタックと牽制を繰り返しつつ、それでも徐々に登っていく。

その7人がいなくなった集団からは残り10kmほどでサストレ(CSC)とメンショフ(ラボバンク)がアタック、モローらを追いかける。一方、集団はサヴォルデッリに変わってクレーデン(アスタナ)が集団を引き出し、一気にペースが上がった。
この加速でそれまで一生懸命集団についていたマイヨジョーヌのゲルデマン(T-モバイル)、残り5kmでメイン集団から脱落。マイヨジョーヌに赤信号!
しかし、クレーデンの加速が良すぎた。この加速で逆にエースのヴィノクロフが遅れてしまった。クレーデン、しかたなく戻ってヴィノクロフをアシスト。これで2人は集団から遅れていった。
モローの集団ではコンタドールのアシストをしていたポポヴィッチが早々に脱落。そのコンタドールも残り3kmほどで起きた機材トラブルで後退。
そして残り2km、この集団からマヨがアタック!このアタックが強烈で、誰も追走できない。マヨ、一気に他選手を引き離して単独でゴールに向かって逃げる!

一方、このような後方の状況とは無縁のラスムッセン、そのペースは落ちない。単独のままティーニュの山岳ポイントを通過して山岳賞ジャージをゲット。そのままゴールに向かう。
おそらく総合がかかっていることはわかっていただろう。ラスムッセン、ゴール前でスピードを緩めず、必死で走っている。手をあげることもなく全力でゴールラインを通過、見事ステージ優勝と総合山岳賞を決定した。ステージ2位は他の有力選手をアタックで下したマヨ、そして3位はゴール前のスプリントで他の選手に先行したバルベルデ。
ヴィノクロフらは大きく遅れて、先頭のラスムッセンからは4分29秒遅れでゴール、総合争いからまた大きく一歩後退してしまった。

総合成績は、ラスムッセンがこの1ステージで昨日まで4分42秒差があったゲルデマンに5分5秒の差をつけて、39位からジャンプアップ、自身初めてのマイヨジョーヌを手にした。一昨年優勝争いをしていたのだけど、その時は総合2位までだったんですねえ〜。
総合2位はラスムッセンにマイヨジョーヌを取られたゲルデマン、それでもがんばってこの位置を守った。総合3位は最後キレの良いアタックで他を引き離したマヨ。

しかし、何はともあれ、今日はラスムッセンデーでした。ツール・ド・フランスで山岳ステージでの走りのすごさは他をあまりにも圧倒してしまいますねえ。
これまで1回ずつしかツールではこの走りをしてないのだけど、もしもう1、2回やったら、ひょっとしてパンターニ以来のクライマーの総合優勝もあり?と思ってしまいました。まだ厳しい山岳はたくさんありますし。

とりあえず明日は休息日ということで、見る方もちょっと一休み。その次のステージがまたアルプス最後のステージ。かのガリビエ峠も出てくる厳しいステージです。果たして総合争いはどうなっていくのか、楽しみです♪
posted by ばりさく at 02:30| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(1) | 自転車ロードレースなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2007-07-16 20:51