2007年07月29日

ツール・ド・フランス 第19ステージ。24歳のコンタドール、今年の総合優勝へ!


ツール・ド・フランス公式ページ

今日の第19ステージはお酒で有名なコニャックから昨日のゴールと同じアングレームまでの55.5kmの個人タイムトライアル。若干雨がぱらついていたものの、レースに影響するほどではなかったよう。

序盤からホステ(プレディクトール・ロット)が1時間5分32秒の好タイムで暫定1位を獲得する。これに対してタイムトライアルの世界チャンピオン、カンチェラーラ(CSC)やミラー(サウニエルデュバル)らが追いつけない。終盤までホステのタイムが暫定1位のまま進んでいく。
しかし、終盤になって出てくる選手たちはやはり強い。まずヒンカピー(ディスカバリーチャンネル)がホステのタイムを上回って暫定1位に躍り出るが、その後もグティエレス(ケースデパーニュ)、カルペッツ(ケースデパーニュ)と暫定1位のタイムを塗り替えていく…
しかし、今日のレースはやはりコンタドール(ディスカバリーチャンネル)、エヴァンス(プレディクトール・ロット)、ライプハイマー(ディスカバリーチャンネル)の総合上位3人の争いが一番おもしろかった。なにしろ昨日の第18ステージまでで、1位コンタドールと2位エヴァンスの差が1分50秒、2位エヴァンスと3位のライプハイマーの差が59秒。
しかも個人タイムトライアルは3位のライプハイマーが一番得意で1位のコンタドールが一番苦手。ということはタイム差が詰まることは必至。あるいは順位が逆転することもありうる。3位のライプハイマーが逆転してマイヨジョーヌ、ということもあり得るのだ。
果たして誰が総合優勝を勝ち得るのか、どきどきしながらテレビを見ていた。

総合順位の逆順にスタートするので、まずは総合3位のライプハイマーがスタート。ライプハイマーは手を前に伸ばして上体を前に倒して手を握り、まるでお祈りしているような独特のポーズで疾走。これが結構早い。
3分後に、総合2位のエヴァンスがスタート。こちらは精神を集中してスタート、一声なにか叫んで気合いを入れ、通常のTTのポジションで走っていく。第13ステージでは2位に入ったエヴァンス、こちらもかなり早い。
そして最後にマイヨジョーヌを着たコンタドール。スタート前に視線がちょっと動くのが気になるが、こちらも気合いを入れてスタート。横のチームカーにはアームストロングも乗り込んでコンタドールを見守る。
17kmにあるチェックポイント、3人の中で最初に到着したライプハイマー、これまで暫定1位だったカルペッツのタイムを39秒も上回って1位で通過、続いてエヴァンス、ライプハイマーから遅れること14秒で2位通過、さらにコンタドールがライプハイマーから36秒遅れて通過、この時点で3人のタイム差は、

コンタドール〜(1分38秒)〜エヴァンス〜(45秒)〜ライプハイマー

に。やはり3人のタイム差は徐々に詰まっていった。

その傾向はさらに強まり、エヴァンスは徐々にコンタドールに、ライプハイマーは徐々にエヴァンスに近づいて行く。このまま詰まっていくと、3人の差はゴールで非常にきわどいタイム差になりかねない。
次の35kmにあるチェックポイントではその差がさらに縮まる。

コンタドール〜(1分29秒)〜エヴァンス〜(35秒)〜ライプハイマー

エヴァンスとライプハイマーとの差がますます縮まってきた。このままだとエヴァンス、ライプハイマーに追い抜かされそうな勢い。さらにライプハイマー、3分前にスタートしたサストレ(CSC)に追いつき、これを追い抜いてしまった。すごい勢いだ。しかし、独特のフォームが災いしたのか、残り数キロのところにあるちょっとした、と思ったら結構な登りで若干スピードダウン、エヴァンスとのタイム差も開かなくなる。
一方エヴァンス、逆に快調な走りとなり、後半になってスピードが落ち加減のコンタドールとの差を徐々に詰め始めた。このまま行くと3人の順位がどうなってもおかしくない状態。タイム差もかなりの微差になりかねない。

ゴール地点に最初にやってきたのはライプハイマー。やはり早い。最後の坂を全力で駆け抜けゴールする。タイムはこれまで暫定1位だったカルペッツのタイムを、なんと1分56秒も上回る1時間2分44秒。一気にダントツ1位になってしまった。これでエヴァンスを待つ。
追い抜かれたサストレを挟んで、エヴァンスがやってきた。ゴール前の坂の下のややタイム差が微妙になっている。エヴァンス、最後の坂を死にものぐるいでかけあがってゴール。タイムは1時間3分35秒。ライプハイマーに対してわずか8秒だけ上回って総合2位を死守した。
そして最後はコンタドール。こちらも相当疲れている。そして最後の坂、必死でもがく。ゴール。タイムは1時間5分2秒。この時点でライプハイマーのステージ優勝が確定、そして今年のツールの上位3人の順位もほぼ確定した。ステージ2位はエヴァンス、3位にカルペッツ。

そして、総合成績は、がんばったコンタドールがついに今日もマイヨジョーヌを死守。コンタドールからわずか22秒でエヴァンス。そして31秒でライプハイマーとなった。87時間以上走って総合1位〜3位のタイム差がわずか31秒なんて、初めて見ました〜
それにしても、24歳のコンタドール、ついにマイヨジョーヌを着てパリに凱旋です。明日は総合争いに関する動きはないと思うから、これできっと総合順位確定ですね。ディスカバリーチャンネルはコンタドールとライプハイマーの2人が表彰台に乗ることになりました。一時危なかったのだけど、ラスムッセンの件があったとはいえ、ここへ来てようやくディスカバリーチャンネルも復活した感じですね。
総合山岳賞確定のソレル(バルロワールド)も24歳だし、若い選手の活躍も目立ったツールでした。
そしていよいよ明日はパリ・シャンゼリゼの周回でゴールとなるステージ。一度も行ったことはないのだけど、毎年映像で見ているので、懐かしい気分です(ぉぃ)。
いろいろなことがあったあげくにとんでもない僅差の優勝争いとなった今年のツールだけど、明日はまずお祭り気分、そして最後はスプリンターたちの競演、となるのでしょうか。楽しみです♪
posted by ばりさく at 02:50| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車ロードレースなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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