2007年07月30日

ツール・ド・フランス 第20ステージ。24歳のコンタドール、総合優勝!


ツール・ド・フランス公式ページ

今日のステージはマルクシス〜パリ・シャンゼリゼの146km。完走した選手たち、とりわけ総合優勝をほぼ手中にしたコンタドール(ディスカバリーチャンネル)にとっては凱旋のステージ。

それにしても、今年のツールはロンドンでのプロローグに始まり、いろんなことがありました。
ロンドンプロローグのカンチェラーラ(CSC)の快走(怪走?)に続いて、序盤の平坦ステージ、アルプスの攻防、アルビでのタイムトライアルとその直後のヴィノクロフ(アスタナ)のドーピングによる追放、ピレネーでの優勝争いと、その直後、総合優勝が決まったかに思えたラスムッセンが去り、最後のタイムトライアルのきわどい差での総合上位のつばぜり合い。
いろいろあったけど、結果として面白かったツールでした。そして、24歳の若いコンタドールが総合優勝、そしてもちろん総合新人賞を獲得、やはり24歳でゼッケン番号が一番大きいソレル(バルロワールド)が総合山岳賞、スプリント賞のボーネン(クイックステップ)も26歳で、ほんとに若い人たちが頂点に立ったツールでもありました。

さて、レースはシャンゼリゼまで凱旋パレード的なステージ。みんな表情が明るい。ドイツナショナルチャンピオンのウェーグマン(ゲロルシュタイナー)なんか、なぜかシンプソンズの紙のお面をかぶって走っている。なぜ?自分が似ているためか?それにしても、なぜこんなものを持っている?(笑)
途中2つある4級の山岳ポイント、そしてスプリントポイントでも大きな動きはなく、そのままパリ市内へ。セーヌ川沿いの道を走る選手、その向こうにエッフェル塔。この光景、そしてシャンゼリゼ周回の周りの景色はもう10年来見てきているので、パリに行ったこともないのに、とても懐かしい風景。ひょっとしたら、実際にパリに行くことがあったとしても、このあたりの景色は懐かしく感じるかもしれない。
ディスカバリーチャンネルの選手たちが集団をコントロールしていよいよシャンゼリゼの周回に。周回コースの周りにはものすごい数の観衆が幾重にも並んで応援している。選手たちが通るたびに観客たちの中からものすごい数のカメラのフラッシュがきらめく。

周回に入って、今年は1周目からアタックがかかった。ルーブルの地下トンネルの手前からビショ(アグリチュベル)がアタック。しかし、後続でもアタックがかかって集団の速度が上がり、ほどなくメイン集団に吸収される。
さらに2周目の終わりにアタックの掛け合いから、グティエレス(ケースデパーニュ)、ポルタル(ケースデパーニュ)、フレチャ(ラボバンク)、ジェラン(AG2R)、バッラン(ランプレ)、シュルツ(ゲロルシュタイナー)、シャルトー(クレディアグリコル)、フィッシャー(リクイガス)、デラージュ(フランセーズデジュ)、そしてクネース(ミルラム)の10人のアタックが決まる。
逃げ集団は結構いいメンバーで、フースホフト(クレディアグリコル)を勝たせたいシャルトー以外はローテーションを組んで逃げに入り、徐々に差をつけていく。
集団はバルロワールドが集団を引いて追走。ここでもバルロワールド、大活躍。と言いたいところだったが、先頭集団の逃げが強力で、その差はなかなか縮まらないどころか、徐々に開いていく。

残り20kmを切って先頭集団とメイン集団の差が45秒ほどになり、バルロワールドの追走に苛立ちを感じ始めたのか、クレディアグリコルのアシストたちが集団の先頭にあがり、バルロワールドと協力して先頭集団を追走。今度は徐々に差が縮まっていく。先頭ではシャルトーに加えてフレチャ、グティエレスがローテーションに加わらなくなった。なにかたくらんでるのか?
残り2周で先頭とメイン集団の差は18秒。大集団の先頭でバルロワールドの選手たち、力尽きて脱落し始めた。ボーネンを擁するクイックステップの選手たちはまだ先頭に出てこない。今度はクレディアグリコルのアシストたちがメイン集団の先頭にあがり、先頭集団を追走する。
残り1周の手前で先頭集団からグティエレスとフレチャがアタック。やはり!しかし、メイン集団の先頭に再びバルロワールドの選手たちがあがって残り1周、先頭集団にいた8人をまず吸収。そしてグティエレスとフレチャも集団に飲み込まれた。

そしていよいよ最後のトンネル。ランプレが先頭を引き、クレディアグリコルがその後ろを引く、その後ろにクイックステップ。しかし、最後はクイックステップが先頭を取り返す。
ゴール前デヨンフ(クイックステップ)がボーネンを引いてゴール前に、のつもりが、後ろにいるのはベンナーティ。え、どうなってるの?と後ろを振り返るデヨンフ、そのベンナーティが左から加速、右からハンターも加速する。中央からボーネンがスピードを上げるがあがりきらない。ベンナーティの後ろからフースホフトがベンナーティの右に出てベンナーティを追い抜こうとする。さらにその後ろからツァベルが加速。ベンナーティ、フースホフト、ツァベル、ハンターの4人がほぼ横一線に並ぶ。
しかし、ベンナーティのスピードに、フースホフト、ツァベルは追いつけない。ハンターとボーネンはやや失速。そのままベンナーティがシャンゼリゼのゴールラインを通過して両手を挙げる。ツール2勝目がうれしいシャンゼリゼでのステージ優勝となった。2位にフースホフト、3位はツァベル。

そして、この瞬間にコンタドールの総合優勝と総合新人賞、ソレルの総合山岳賞、そしてボーネンの総合ポイント賞が決定した。
しかし、コンタドール、91時間以上走って、総合2位エヴァンスとは23秒差、総合3位ライプハイマーとは31秒差、ってのは、ツール・ド・フランスの歴史でもまれに見る僅差じゃないかなあ。しかし、なんといってもすばらしい総合優勝、おめでとうといいたいです。
総合の表彰台ではコンタドールがにこやかなのに対してライプハイマーは落ち着いた顔、そしてエヴァンスはちょっときつい表情。やっぱり悔しかったのかなあ、と思っていたのだけど、表彰台を降りた後の笑顔を見たら、緊張していただけのようだ。
あと、各賞の表彰台には敢闘賞ということでチュルーカ(エウスカルテル)が。しかし、新人賞ジャージを着たままだ。どうやら新人賞ジャージのスポンサーの意向?でのようだ。ひょっとしてそれがあって総合敢闘賞にしてしまった?(笑)
なにはともあれ、今年もツールが終わってほっとした気持ちです。明日から普通の生活に戻れそう(笑)
posted by ばりさく at 01:43| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車ロードレースなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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