ブエルタ・ア・エスパーニャ公式ページ
ブエルタ第5ステージはカンガス・デ・オニス〜レイノサの157.4km。途中2級山岳3つと1級山岳1つを越えて、ゴール地点のレイノサの街に向かう。と来れば、どちらかと言えば山岳ステージ?と思ってしまうのが普通でしょう。まさか、最後が集団スプリントになるとは…
途中まで多数の逃げが出てはつぶされる、という展開が続いていたようだ。この展開が落ち着きそうな頃にただ一人抜け出したのが、クローン(CSC)。オランダの選手で独走力があってそういう走りになると力を発揮するというイメージがあるのだが、今日3つめの2級山岳、カルモナ峠への登りで抜け出し、そのまま独走し始める。
後ろから一旦追いついたゴメス・ゴメス(サウニエルデュバル)を再び置き去りにしてしまうと、後はしばらくの間彼の独壇場に。後ろからサウニエルデュバルのもう一人のゴメス、ゴメス・マルチャンテも追いあげるが、結局追いつくことができず、そのままゴメス・マルチャンテ、集団に戻ってしまった。さすがクローン、すばらしい独走力だ。
このクローンを追い上げ始めたのは彼の古巣、ラボバンクの選手たち。やはり彼の力を知っていたのと、フレイレのスプリントが見えて来た、というのもあるのだろう。しかし、そのラボバンクの追い上げを持ってしても、なかなか差が縮まっていかない。集団はラボバンクに変わってランプレ、さらにいろんなチームがローテーションして、クローンを追撃する。
さすがにこの追撃でクローンと集団との差が徐々に縮まり始める。そしてレイノサの街に入ろうという残り2kmで大集団に捕まり、山岳が多かったにもかかわらず最後は集団でのスプリントに。
残り1kmを切ってもいろんなチームが混成で先頭を激しく引く。残り数百メートルの右カーブでミルラム、そしてコフィディスのアシストがのいた後、残っていたのは今日も元気なジルベール(フランセーズデジュ)。
ジルベール、まさかまだ距離があるのにこの時点で先頭に出るとは思ってなかったのだろう、急に全力で引き始めた。その右からベッティーニ(クイックステップ)が加速して、ジルベールとは少し離れたまま追い抜かす。その右からベンナーティ(ランプレ)があがってきた。フレイレ(ラボバンク)は遅れ気味。その後ろ、ツァベル(ミルラム)とデュケ(コフィディス)は間を開けられてしまってスプリントに加われない。
ベッティーニの右からベンナーティが前に出る。しかし、そのさらに右からフレイレ、この2人を一気に追い抜かして前に出た。ベンナーティ、追いつけない。あきらめてむしろベッティーニと競り合う。その間にフレイレそのままゴールラインへ。
結局最後はフレイレ、ベンナーティに大きく差をつけてゴール、第2ステージに続いて、今日も見事に今年のブエルタ2勝目のステージ優勝だ。ゴールラインを越えてから左手をあげて勝利を喜ぶ。2位にはベンナーティ、3位にはそのベンナーティに最後は押されるような形になってしまったベッティーニ。
総合成績は、最後結構大きな集団でゴールしたということもあって、昨日とタイム差も含めて上位の成績は全く同じ。総合リーダーは今日もエフィムキン(ケースデパーニュ)、総合2位にメンショフ(ラボバンク)、総合3位はサストレ(CSC)。
そして総合ポイント賞と総合山岳賞は前日に引き続いて、それぞれフレイレとマルティネス(カルピンガルシア)が獲得した。
それにしても、まさか最後に集団スプリントになるとは思いませんでした。が、フレイレ、地元でステージ優勝出来てうれしかったのでは?表彰台ではラボバンク世界チャンピオン仕様のベビー服を着た息子さんを抱いてうれしそうでしたし(^^)
明日は今日よりもっと平坦なので、やはり集団スプリントになるのかな?そろそろこれまで影の薄かったペタッキ(ミルラム)やボーネンが活躍するステージもみたいものです。明日、そうなるのか、それとも?楽しみです♪



