2007年09月23日
ブエルタ第20ステージ、スーパー・サンチェス、個人TTも制して3勝目!
ブエルタ・ア・エスパーニャ公式ページ
第20ステージはビジャルバでの20.0kmの個人タイムトライアル。高速道路の側道を使って行われるので高速の争いになるに違いない。
総合争いはメンショフ(ラボバンク)でほぼ決まりだが、表彰台を争う2位〜4位までの差が小さい。2位サストレ(CSC)と3位エヴァンス(プレディクトール・ロット)の差は47秒、そして3位エヴァンスと4位サンチェス(エウスカルテル)の差はわずかに9秒だ。
今年のブエルタ、第8ステージで行われた個人タイムトライアルではこの3人はエヴァンス、サンチェス、サストレの順のタイム。ただし、昨日のレースで2回目の優勝を遂げたサンチェスに対して、総合上位4人の中で一人遅れてしまったことにより総合2位から3位におちてしまったエヴァンスのダメージもあるだろう…
レースは前半ゴンザレス(カルピン・ガリシア)が出した22分29秒というタイムを112番スタートのクレメント(ブイグテレコム)が22分25秒で更新してこれが終盤までのベストタイムとなる。しかし、オランダの個人タイムトライアルナショナルチャンピオンでもあるクレメント、第8ステージではトップから4分12秒遅れとふるわなかったが、今日は大活躍だ。途中で1分前にスタートのホーナー(プレディクトール・ロット)に続いて、2分前にスタートしたペッリゾッティ(リクイガス)も追い抜く健闘。
この後は、マッカートニー(ディスカバリーチャンネル)、バレード(クイックステップ)がいいタイムを出すが、いずれもクレメントのタイムを更新するまでには至らず、いよいよレースは表彰台争いの3人に。
まず、総合4位のサンチェスが、2分後に総合3位のエヴァンス、さらに2分後に総合2位のサストレがスタートする。さらにその2分後には総合リーダーのメンショフがスタート。メンショフは個人タイムトライアルも得意だし、余裕、でしょう。
まず、7.3km地点のチェックポイントを通過。ここはバックステッド(陸尉ガス)がトップタイムをたたき出しており、そのバックステッドから、
サンチェス 49秒遅れ
エヴァンス 53秒遅れ
サストレ 55秒遅れ
となった。サンチェスがエヴァンスより上位にきてしまっている。これで総合でのサンチェスとエヴァンスの差はわずか5秒に縮まった。一方、サストレとエヴァンスの差は思ったより縮んでいない。やはり昨日のアバントスでのダメージが大きかったのか?
この3人の後、メンショフは40秒遅れの3位で余裕で通過していった。
こうなるとエヴァンス、表彰台が危なくなってきた。そういやツールの最終ステージ前のタイムトライアルの時も1位と3位の間に挟まれて厳しい戦いだったのだけど、この人は最近こういう展開が多いのかも。
サンチェスは勢いがある。みていてもどんどんスピードがあがってる感じ。やはりサンチェス、今が体調のピークになっているようだ。
高速をぐるっと回って再びビジャルバの町に戻る高速の側道に乗る。残りも4分の3ほどになる15kmのチェックポイントで、まずサンチェス、これまでこの時点でのトップタイムだったゴンザレスのタイムを、なんとびっくり3秒上回り、このポイントでのトップに立ってしまった。サンチェスっていつの間にこんなにタイムトライアルに強くなってしまったの?
この後本来タイムトライアルが得意なエヴァンス、そしてあまり得意でないサストレが15kmのチェックポイントを通過する。タイム差は、
サンチェス トップタイム
エヴァンス 13秒遅れ
サストレ 31秒遅れ
ついにサンチェス、エヴァンスの総合タイムを上回ってヴァーチャルで総合3位に。エヴァンス、いよいよ表彰台が危ない。サストレはこのままいくとなんとか総合2位は確保、できるか?エヴァンスもだが、サンチェスもすごい勢いだから、どうなるかわからないかも。
この3人の後、総合リーダーのメンショフはサンチェスから2秒遅れでこのチェックポイントを通過した。
この後、路上では少し雨も降り出すシーンもあったが、どの選手も大きなトラブルなくゴール前に。まずはサンチェス、1つ前のモスケーラ(カルピン・ガリシア)がゴールしてすぐにゴール前に現れた。やはり早い。クレメントのタイムを14秒も上回る22分11秒でゴール、暫定1位に躍り出た。
エヴァンス、22分20秒以内でゴール前に入らないといけないがゴール直前でその時間が経過してしまった。結局サンチェスより19秒遅れの22分30秒。サンチェスに逆に総合タイムで10秒差をつけられ、順位が入れ替わった。サストレが遅れなければ、表彰台から転落してしまう。
そのサストレ、じりじりとサンチェス、エヴァンスから遅れていったが、なんとかうまくまとめた。サンチェスから遅れること41秒でゴール。サストレはなんとか総合2位をキープできた。
残すはメンショフのみ。彼はタイムトライアルが得意なので、ひょっとしたらステージ優勝も?と思ってみていたのだが、22分11秒が過ぎてもまだゴールラインは遠い。結局サンチェスから12秒遅れの22分23秒でゴール。
この時点でサンチェスのステージ優勝が決まった。昨日に続いて今年のブエルタ3勝目。なんか昨日今日とすごいパワーです。
ステージ2位はメンショフ、そしてステージ3位はクレメント。
総合順位も入れ替わった。総合リーダーのメンショフ、総合2位のサストレは変わらないが、総合3位に昨日までのエヴァンスに変わってサンチェスが入った。
メンショフは、総合リーダーはもちろん、総合山岳賞も総合ポイント賞も独り占めにしてしまった。強すぎ。もっとも総合ポイント賞はまだベンナーティ(ランプレ)がいるし、集団スプリントになったらスプリンターが強いと思うので、総合ポイント賞だけはまだ未確定、ですね。
明日はいよいよマドリード周回の最終ステージ。最後は集団スプリントになることでしょう。
明日誰が勝つのか、総合ポイント賞の行方も、楽しみです♪
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/56707762
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/56707762
この記事へのトラックバック



