2007年10月01日

UCI世界選手権エリートロード、ベッティーニも2連勝!


UCI自転車世界選手権2007 公式ページ(独語)

UCI世界選手権の男子エリートロードはシュトゥットガルト郊外を周回する19.1km×14回の267.4km。だいたい東京から浜名湖くらいまでの距離。しかも途中には最大斜度13%のHerdwegと最大斜度8%のBirkenkopf、そしてゴール前も上り。1周が400mの高低差だから、ゴールまで行くと高低差は400×14で5600m、ということになる。すごい。

レースはイタリアが終始攻めて、スペイン、オランダが守りに入る、という雰囲気の展開。途中、50人とか30人とかの逃げ集団が出来、その集団では必ずベルトリーニ(イタリア)、バッラン(イタリア)と言ったイタリア選手が前を引いたりアタックをかけたりして、その都度スペインの選手が対応している。追走している集団からはオランダが引いて前を追いかけているという展開が続く。スペインは最後、フレイレでゴールスプリントに持って行きたくてそういう展開になったのだろう。

しかし、それまで完璧に他チームの逃げを押さえてきたスペインだが残り2周で痛いミス。Herdwegの上りで多くの選手がアタック、その中からレベッリン(イタリア)とコロブネフ(ロシア)の逃げを許してしまう。後ろから追いかける集団、どこが追走するのかためらったせいもあって、レベッリン、コロブネフと集団の差は一時35秒まで開いてしまう。2人とも逃げが強い。レベッリンは去年もゴール前ですごい逃げをうって、ひょっとしたらこのまま逃げ切っちゃうんじゃないの?という逃げを決めたし、コロブネフも今年の初めのパリ〜ニースで集団から一人逃げ切って優勝したことがある。これを逃がしたら行けなかったのでは?

ようやくスペインが追走、しまいにはバルベルデ(スペイン)までが引きの集団に入れて、最終周回に入るところでは23秒差に、そして最後のHerdwegでレベッリンを捕まえるが、そのせいでアシストたちも消耗してしまう。ここでさらにアタックがかかり15人の逃げに。この集団からスペインはフレイレ、バルベルデとも遅れてしまい、サンチェスだけが残ってしまった。さらにBirkenkopfでもアタックがかかり、結局、現世界チャンピオンのベッティーニ(イタリア)、地元のシューマッハ(ドイツ)、コロブネフ(ロシア)、F.シュレック(ルクセンブルグ)、そしてなかなか優勝できないエヴァンス(オーストラリア)の5人の逃げが決まってしまった。

後ろから追走がかかるが誰も追いつくことが出来ず、残り1kmを切って結局5人でのゴールスプリントに。
まず、エヴァンスがアタックするが、決まらない。エヴァンスが先頭、さらにシューマッハ、ベッティーニ、コロブネフ、シュレックの順で牽制。シューマッハ、ここでベッティーニに後ろを取られてしまった。
この集団からコロブネフ、渾身のアタック。一瞬大きく前に出る。これを見た残りの選手も加速、ベッティーニは並びかけるが、シューマッハ、離れてしまった。コロブネフ、必死でもがいてゴール前に迫るが、この中では随一のスプリント力を持つベッティーニ、右からコロブネフに並びかけ、一気に追い抜く。
そのままベッティーニ、最後は鉄砲で撃つポーズ、そして両手を下から突き上げて喜びを爆発させる。ブーニョ以来の2年連続の世界チャンピオンだ。2位はコロブネフ、彼は注目選手、というわけではなかったのだけど、もう少しで世界チャンピオン、という活躍。3位は地元ドイツのシューマッハ。惜しかった。

しかし、やはりベッティーニ、強かったです。終盤は彼のスプリント力をおそれたのか、誰も先頭を引いてくれない中、自らがんばって逃げ切ったのはさすがです。でも、そこまでに多くの選手が力を十分に出して攻めまくったイタリアの力というのもすごかったです。逆にスペインやオランダやドイツは力を出し切れなくて自滅した感じでしたねえ。
コロブネフもあと少しだったのだけど。きっと後からどんどん悔しくなりそうだなあ。でも、今日はレベッリンと、そしてベッティーニと逃げてあの成績ですから。ひょっとしたら、いつか世界チャンピオンを獲得する日があるかもしれません。
あと、日本の3選手(別府、新城、宮澤)は、残念ながら全員DNF(途中リタイア)だったようです。ちょっと残念。
しかし、めまぐるしくて面白いレースでした♪
posted by ばりさく at 01:40| 大阪 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車ロードレースなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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