2008年04月21日
アムステル・ゴールド・レース、クネゴが勝利
アムステル・ゴールド・レース公式ページ(英語)
アムステル・ゴールド・レース、マーストリヒト周辺を走る257.4kmのレース。
しかし、オランダの風景がとてもきれいです。やはり自転車ロードレースの楽しみってその部分も多いですな。現地の町中から田舎、さらに街へと走るレースですから、観光地巡りの映像よりもその地方の雰囲気が垣間見られるわけで。
今日も緑の芝生、風車、そして現地の建物、ととても楽しく見ていました。
レースの方はそんなのどかな景色とは裏腹に激しいレース。
31個の坂を登り、狭い道やあまりにも多いカーブを曲がる厳しいコース。街の境の道路に置かれている巨大な標識や中央分離帯もめちゃ危険。レース中あちこちでコースアウトや落車が起きていた。
前半から逃げていたヴァンデワール(トップスポーツ フラーンデレン)、クリフトソフ(AG2R)、ティマー(スキル・シマノ)の3人の逃げが吸収された後、CSCを中心に何度かアタックがかかり、そのたびにラボバンクを中心とした追走につぶされる。逃げ切る選手が出ないまま、緊張感だけがどんどん増していく感じ。
その中から28個目の坂Eyserboswegの手前でキルシェン(ハイロード)、ヴァンスーメレン(サイレンス・ロット)がアタック。しかしこのアタックは決まらず、2人は一旦メイン集団に吸収。このメイン集団も人数がずいぶん少なくなっている。
このメイン集団から今度はイワノフ(アスタナ)がアタック。これまでのアタックに反応していたメイン集団だが、イワノフのアタックには反応なし、でアタックが決まってしまった。これに後ろからオーストリアチャンピオンジャージのプファンベルガー(バルロワールド)が追いつき、2人での逃げとなる。
この2人の逃げと追いかけるメイン集団の構図となって集団はいよいよ残り12kmほどにある最大斜度22%、30番目の坂Keutenbergに。ここで逃げてた2人はうしろから追い上げてきた選手に吸収され、坂を登ったところでイワノフ、プファンベルガーにクネゴ(ランプレ)、F.シュレック(CSC)、クローン(CSC)、レベッリン(ゲロルシュタイナー)、ロドリゲス(ケースデパーニュ)、バルベルデ(ケースデパーニュ)、デッカー(ラボバンク)の7人を加えた9人の集団となる。
ここから最後の坂カウベルグまでの間の平坦区間で何度もアタックがかかる。シュレック、クローン、イワノフなどおそらくスプリントに自身のない選手がなんとか逃げようとするが、そのたびにクネゴらが追走し、つぶされる。ゴールスプリントでは有利なはずのレベッリンもいい逃げを見せるがメイン集団に吸収。この逃げがレベッリン、ゴール直前に影響を与えたような…
しまいにバルベルデをアシストするロドリゲスがアタックをかけられないよう前をひく。これで逃げが完全に封じ込められた。
そのまま9人は残り1kmを切って、最後の坂カウベルグに突入。
坂に入って、シュレックが仕掛ける。ここまでがんばったロドリゲスがすーっと後ろに下がって業務終了。変わってクネゴがシュレックを追走。レベッリンらも追いかけ、シュレック、クネゴ、レベッリン、バルベルデ、デッカーの順でいよいよカウベルグの坂をあがっていく。こうなるとレベッリンが有利?
ところが、シュレックの引きがいいのと、ひょっとしてアタックをかけてしまったのが災いしたか、レベッリン、シュレックとクネゴについて行けず、付き切れ。あおりをくらってバルベルデも後退。レースはシュレックとクネゴの一騎打ちに。
シュレック、なんとか逃げようとするが、こうなるとスプリントもあるクネゴが有利。ゴール直前の少しなだらかになったところでクネゴ加速。シュレックついて行けず。そのままクネゴが先頭でゴール。第43回アムステル・ゴールド・レースの優勝を果たした。2位のシュレック、両手で悔しさを表しながらゴール、3位にはバルベルデ。
ダミアーノ・クネゴ公式ページ(イタリア語)
ちなみに日本人は土井(スキル・シマノ)が参加したのだが、途中で遅れてしまったようだ。
それにしてもクネゴ、調子がよさそうですねえ。このまま好調を維持できたら、再びグランツール制覇も夢ではないかも。
そして来週はいよいよ春のクラシックも大詰めのリエージュ・バストーニュ・リエージュ。誰が優勝するのだろう、楽しみです♪
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